気温の低いが続くと、しばらく遅れて水温も低下し始め、シャローからはバスの姿がへっていく。しかし、冬でもシャローに出ているバスは、活性が高いのだ。
少しでも水温の安定した場所にブラックバスはいる
晩秋が過ぎ初冬を迎えて気温がぐんと低下しても、水温はすぐには低くならないため、シャローでエサを追っているブラックバスも多い。この時期に注目すべきなのは、縦のストラクチャー。傾斜の急なブレイク、護岸や防波堤、杭、高さのあるウィードの外側、桟橋の支柱などがこれに当たる。中層にサスペンドしていることが多いが、タナは条件によって変わりやすい。
気温、水温とも下降して本格的な冬に突入すると、水深が急に変わるブレイクラインの底近くまで落ちてしまう。しかし、すぐに近くに水温が上がりやすいワンドなどあれば、天気のいい日にはシャローでエサを追うブラックバスもいる。
この時期はワカサギなどベイトフィシュのタナも下がってくる。シャローには出ずに、そういうベイトフィシュを狙っているブラックバスの活性は以外に高く、ルアーのへの反応もいい。ただし、オカッパリではなく、ボート釣りでも狙うことになる。魚探でベイトフィシュの群れを探し、ジグやダウンショットなどでバーチャルに攻めるのもいいだろう。
さらに季節が進み真冬になると、ブラックバスは居心地のよいスポットからほとんど移動しなくなる。水温ができるだけ高めで安定していて、身を寄せられるストラクチャーがあって、さらにベイトが豊富ならいうことなしだ。基本的には、デイープエリアということになる。しかい、フィールドによっては、北面の岬の南側や、地形や障害物で北風がブロックされる日当たりのいいカバー、排水口周りなどで越冬するバスもいる。